宝瓶星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

特別シリーズ
総括_Age of Pisces 01
― 宗教の時代:イエス・キリストの真相 ―

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信仰の霊的イエスではなく現実の復活から始まった

●第1稿 : 2025年 9月30日アップ


これまで2,000年以上続いてきた双魚宮時代を、アストロロジーの観点からアバウトにでも総括しておきたいと思います。

双魚宮時代は「宗教」、とくに西洋文明の根幹を成してきたキリスト教が時代の流れとともにある“天運”を伴なって人類歴史を築き、発展させてきた時代でした。

通称:西洋占星術こと現代占星術においても、また引き寄せの法則といったスピなどにおいても、にわかには首肯いただけないかもしれませんが、キリスト教の影響を強く受けています。

ホロスコープの活用においても、「アストロロジー」から正反対の「占星術」に変遷した双魚宮時代の総括は、1回のご説明では終わりませんのでシリーズでお届けいたします。

初回は、何と言っても双魚宮時代の“原点”となったイエス・キリストの真実です。


《 三位一体の「神」って… 》

“キリスト教の開祖”とされる「イエス・キリスト」といえば、どのようなイメージをお持ちでしょうか。

初期のキリスト教神学では、三位一体(さんみいったい)の神と位置づけられました。

人間ではなく“神と精霊とイエス”は三位一体で「神」であるとする正統派の考えです。

言っちゃ悪いけど、ウソ(方便)ですよ。

近代に入って「人間イエス」への言及は、神学論争としてもありましたが、正統派のキリスト教権力からは異端として封じ込められています。

One-Point ◆ 日本にはキリスト教が根付かず、ほとんど目に触れることはありません。ですがアバウト組織的な“正統派”と個人的(神秘的)な“グノーシス主義”などさまざまにあります。西洋占星術も同様で主流的なものはあっても、さまざまな個人解釈があります。ホロスコープで最も重要な「ハウス・システム」一つをみても“定説”がなく、個々人に委ねられ混乱している状況です。


●“戒律”の真意を説く破壊者であり、“霊性”の地平を拓いた革命的啓蒙家“宗教者”のイエスでした。



《 「基本三数」からご判断 》

宗教も占星術も“信仰”は自由なので、好きに解釈されていただければいいんです。

ただ、渦中にいると客観視できず、疑問を持ちにくいのですが、次元拡張した宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)のアストロロジーから見れば一目瞭然です。

「ホロスコープ」自体が成り立つ宇宙この世界の根幹法則「基本三数」から、神学やグノーシスによらず、客観視したご判断ができるためです。

お話を戻して、もしイエスを“三位一体”と位置づけるのであれば、「基本三数」はもちろん実際をみても、次のようになります。

1、霊的イエス…信仰の対象としてのイエス

2、現実の人間イエス…“救世主”“ユダヤの王?”

3、復活のイエス…「???」

One-Point ◆ 双魚宮時代の“時代波動”「対立二元論」に基づいて、どれか一つを絶対視し、ほかを否定(敵対視)すると、真実が見えなくなります。次元拡張した宝瓶宮時代の“宇宙波動”「共鳴関係論」(基本三数)からみれば、イエス・キリストの真実もホロスコープの真実も見えてきます。



《 信仰のイメージと現実実在 》

「1、霊的イエス」は、初期キリスト教神学において、信仰の対象として“イメージ化”され、後年“白人”かのように美化されたキリスト像です。

信仰は自由ですし西洋文化の中では、白人アングロサクソン系イエス・キリストとして信仰の中核となる宗教イメージです。

「2、人間イエス」は、偶像化され信仰の対象としてイメージ化されたイエスではなく、現実に肉体を伴ない、ユダヤ人として実在したイエス・キリストです。

古代イスラエル王国のダビデ王の血を引くとされるユダ族のイエスは、もともとは篤信なユダヤ教徒です。

彼は、ローマ帝国の植民地で生まれ、イスラエル12氏族の中で最もモーセの戒律に忠実だったユダ族であって、生粋のユダヤ人です。

西洋人ではなくオリエンタル(東洋人)でした。

One-Point ◆ 初期キリスト教は、ローマ帝国から迫害されつつも、テオドシウス大帝(在位379-395)によってローマの国教になります。西洋文明の発展とともに、白人のキリスト教イエスに誤認されたようです。ユダヤ教自体も、後年、欧州系白人のユダヤ教徒が増えていったこととも相まって、“白人イエス”のイメージは定着していきます。


《 すべては復活によって 》

最後に「3、復活のイエス」です。

これが最も重要です。

が、正しく理解がなされていません。

磔刑(たっけい)後の復活によって、ローマ人(びと)パウロや12弟子らによる、死をいとわないミッション(伝道)が始まっていきます。

「まてまて、十字架で殺された人間が“復活”などするものか!」

一般的な現代科学ではそうなります。

「対立二元論」からは考えられない“イエスの復活”ですが、「共鳴関係論」からみれば、一度死んだ肉体の復活はありえませんが、“復活現象”は起こりえます。

簡単に言えば、期限付きの“生まれ変わり”と似たような現象です。

One-Point ◆ チベットなどでよくみられる「生まれ変わり」のような現象は起こりえます。ただし、仏教でいう“輪廻転生”の真意はともかく、「生まれ変わる」というのは“事実誤認”で、故人の魂が肉体そのものを伴なって「生まれ変わる」ことはありません。そのような現象はあるのですが、本当に生まれ変わりが起きれば、人間社会はもちろん、宇宙この世界の秩序はメチャクチャになっています。


※次回は“大占星術師”などと騙られた“落ちこぼれ”のノストラダムス(1503-1566)と、同じ16世紀に生まれた“占星術の元祖”の偉大な天文学者をお届けいたします。






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