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宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●第1稿 : 2025年11月25日アップ
「歴史の大河から大洋へ」のついでに、老子の「天網恢恢(かいかい)疎(そ)にして失わず」に触れておきます。
一般には「天網恢恢 疎にして漏らさず」と用いられることが多く、つい「漏らさず」と慣用的に使ってしまうことがあります。
老子が最初に用いたのは「失わず」です。
老子は時代を超絶していて“善悪”といった表層的な「対立二元論」を語ることはありませんでした。
「学を断てば憂いなし」と真を突き、“善”と“悪”とにどれほどの違いがあるのかといった老子です。
「天網恢恢 疎にして失わず」は紀元前6世紀頃の老子の言葉です。
一方、「天網恢恢 疎にして漏らさず」は、老子から約千年後の6世紀に成立した『魏書』に出てくる言葉です。
もっとも、双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の“時代波動”においは、勧善懲悪論によって「漏らさず」と解釈するほうが理解しやすく納得できたでしょう。
学問的には孔子の儒教的に善悪論でとらえる方が多いのですが、そこに拘泥すると老子が解いた「天網」の真意が見えなくなります。
One-Point ◆ 超絶な老子は「対立二元論」で解釈はしません。“漏らさず”と解釈したほうが、孔子の『論語』などによる単純な寺子屋教育では「善悪」を分別して教えやすいのですが、実際の世の中は単純に善悪では割り切れないことを熟知していた老子です。

老子は双魚宮時代を超えて、「霊識」に通じる大自然の様相から「共鳴関係論」にかかわる事実を説いています。
有名なのは、お酒の銘柄にもなっている「上善如水」(上善は水の如し)です。
水は方円の器に従い、カタチを柔軟に変え、事態に即応しつつ、その一方で石をも穿つ強さやすべてを流す大洪水や津波のような勢いを秘めています。
一人ひとりは非力ですが“水”は大衆に似て、我慢の限界を超えた大衆の蜂起によって滅びた支那(China)の国家は多いのです。
極めて国民大衆的で、そこから柔軟な子どもや女性のほうが優れていて、生命力に富むことを大自然の様相から老子は述べています
One-Point ◆ “したり顔”の学者らが語るように、老子を“弱者の思想”ととらえると間違います。それは善悪二元論的に表層のみで言葉をとらえ“誤認”した解釈です。ご参考に述べますと、アストロロジーでは“子ども”や“女性”また“大衆”は「月」が象わします。「月」は、宝瓶宮時代の実働社会を告げる「霊識開元」に共鳴する奥深い本源的な象意を持ちます。
「天網恢恢 疎にして失わず」の意味は次のとおりです。
「天の道理は遍(あまね)く広く、目が粗いように見えて、すべてをとらえて失うことがない」といった宇宙この世界の根幹法則を述べたものです。
物理的に考えると、「目が粗いのに?」と矛盾を感じます。
「失わず」では、何のことか理解できなかったので、物理的な網として即物的に「漏らさず」ととらえたのでしょう。
仕方ありません。“夢見る”双魚宮時代なので“誤解”が多く理解には限界が生じます。
とくに、「海王星」発見後の19世紀後半以降の双魚宮時代の末期は、現代人は渦中に生まれて“当然”として生きているため、思いもよらないのですが、“事実誤認”や“勘違い”は日常茶飯事の中に生きています。
One-Point ◆ 従来の学校教育や社会通念を是として、マスコミ報道に接して生活していると、気づけません。ただし、そのままでは今後は支障が出てきます。宝瓶宮時代の実働社会が始まり本格化するにつれて、天運がもたらす運勢(道理)に呼応しにくくなり時代遅れになります。現代物理科学が自ら見出した最先端の「量子論」でさえ、もはや解明できず限界です。
量子論では苦悶したあげく、「量子は“粒”であり“波”である」とされています。
“粒”であり“波”って、「何なのソレ!」と思います。
有名な二重スリット実験で、1つの量子が2つの穴を同時に通り抜けることが確認されているのですが、“波”の性質「波動性」を見せながら、なぜなのかを観測すると、今度は“粒”の性質「粒状性」しか見せなくなります。
いろいろと条件を変えて実験しても同様で、解明できず、結局「“粒”であり“波”である」と定義せざるをえない体たらくぶりを見せる現代最先端物理科学です。
早いお話が、物理科学はそれ以上のことは分からないという限界を露呈しているのです。
One-Point ◆ 当然です。私たち人間には「肉体」しかないのではなく、「心、精神」があります。古代ギリシャ以来の“霊肉”などの「二元論」の一方を絶対視するからおかしくなるのです。代表例は「共産主義」(マルキシズム)や「宗教」(スピリチュアリズム)です。いずれも双魚宮時代の完全終了とともに“運勢”を失い、次第に消えていく定めです。
これからの時代は超絶的な「共鳴関係論」です。
そこからみれば「天網恢恢 疎にして失わず」も「量子論」もカンタンに見えてきます。
「天網」と老子が述べているのに、物理的に疏(目の粗い)網かのようにとらえるから間違います。
全部が共鳴関係によって存在していますので、即物的に“漏らし”たとしても、共鳴していて失うことはありません。
実際、大宇宙には引力があり、分子は電荷があり、水や液体には表面張力があるように、たとえば磁石と磁石のスキマを鉄片を通そうとしても吸い付けられて失うことがない作用を、時空を超越した“宇宙波動エネルギー”的に有するのが「天網」です。
One-Point ◆ どんなに“疏”であっても時空を超越した“宇宙波動エネルギー”との共鳴関係によって天意が失われることはありません。人間が定めた“善悪”などでは図れない側面が「天王星」が空間域として象わす宇宙や共鳴星となっている宝瓶宮時代にはあります。今後の人類や歴史社会は、そういった前人未到の時代に進んでいきます。
おまけの項目です。
ホロスコープ・リーディングも同様で、代表的には「相性」です。
相性の本質は、相手との「共鳴関係」をスムーズに結べるかです。
そのため「相性判断」(リーディング)は、「基本三数」や「数理法則」から見て類似する数理的な“波動”がお互いの星や構成要素にあるかを見れば分かります。
「共鳴関係」が、より多く、より強く、より長く生じる相手とのホロスコープ(出生天球図)が、“相性が良い”とリーディングできます。
他にも“仕事”などの社会活動、はたまた“運勢”といった分野においても、“共鳴関係”の度合いを見れば分かりますので、「宝瓶星学」では「共鳴リーディング」や「基本三数リーディング」を行ないます。
One-Point ◆ 「基本三数」や「数理法則」に伴なう“宇宙波動エネルギー”を視野に、解釈やリーディングをすれば「実学」になります。アストロロジカルには個々人の“自由な意志”も重要なので、“宇宙波動エネルギー”と両者を尊重した解釈を行ないます。
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