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宝瓶星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―
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●第1稿 : 2025年10月31日アップ
就任1週間でASEAN首脳会議や日本外交の基軸、トランプ大統領との日米首脳会談を想像を超える成功裏に納めて大人気です。
そんな高市新首相のソーラーチャートをポイント解説してみます。
主観解釈を交えず「基本三数」から客観的かつ論理的にサクッとみただけです。
見た目とは異なり、地味にスゴ〜イといえるソーラーチャートでした。
フツーでは見えてこない部分がミソです。
まずは「ソーラーチャート」をご覧ください。

●「ソーラー・チャート」は出生時間が分からなくても作成でき、ハウスホイールなら緯度にも左右されません。
出生時間が不明なので、動きの早い「月」の位置が確定できません。
ですが、「太陽」と「月」は三分(トライン=120度)をとることが可能です。
太陽と月の許容度数(オーブ)10度の場合、通常は朝7時以降の生まれでないと三分=120度にはなりません。
ですが、「宝瓶星学」の共鳴リーディングからみると、午前0時の生まれで14度の差になりますが、高市氏のチャートの場合、三分=120度をとることが可能でした。
One-Point ◆ 上掲のチャートは、「太陽」が東の地平線上に昇る日の出の時刻で作成しています。動きの早い「月」の度数は当日1日中に動く度数で記載しています。正確なリーディングを行なうためです。なお、月がアスペクトをとるおおよその時間帯も記載しています。
宝瓶宮時代の実働社会が迫る昨今、当サイトでは今年あたりから次のように記載の方針を変えました。
詳しいリーディングの内容を結論的に書くことは差し控えています。
これからの時代は、個々人でご自由な解釈とリーディングを、主体的に行なっていくことが重要になっているためで、最近の「今週の運勢」などをご高覧いただければお分かりのとおりです。
結果までも書くような“占い”の解釈の書き方ではなく、「基本三数」による「宝瓶星学」なりに、リーディングのヒントとなるポイントを差し上げることをメインにしています。
“支配/被支配”の「対立二元論」の双魚宮時代がまもなく完全に終了するためです。
そのような“支配/被支配”の「“時代波動”は、漸次、運勢が働きにくくなっていきます。
さらには“占い依存”に陥るのを避けて、最初は難しくても個々人で主体意識をもたれて、セルフ・リーディングをされいくことが、時代の“宇宙波動”に沿って結果的に天運が伴なう方向に進んでいきます。
そのサポートをする目的です。
シンプルな宇宙原則の「基本三数」によって、ご自身の脳内でリーディングをするのは、さほど難しいことではありません。
One-Point ◆ 原則のない主観によるこれまでの象意解釈は、実際にホロスコープを前にすると、どう解釈し適用していけばよいのか、多くの場合、検討がつきません。それだと出来合いの“商品”と同じなので、個々のホロスコープに応じたオリジナルな“商品”を作ることができないのです。しかし、基本三数」はシンプルながら“宇宙原則”なので、個々の構成要素がなぜそのような象意になるのかが見えてきますし、応用展開が可能な“材料”のようです。その意味は“中古の部品”に頼ることなく、ご自身で論理的な解釈が自由に可能になっているということです。体験されれば分かりますが、ご自分の脳内でだけなら、ホロスコープ・リーディングはまったく難しくはありません。「こんな感じ」と簡単に読めてしまいます。
では、本題の高市首相の「ソーラーチャート」のポイントです。
一見、ふつうに見えます。
そんな大した人物に見えないのは、魚宮の「太陽」が「ケレス」を合(コンジャンクション=0度)とし、さらに「月&海王星」を上三分(トライン=120度)としているためです。
ここのみを見れば、高市氏は“強いリーダー”ではなく、むしろ普通の“人の好い”、女性的な“理想主義者”です。
ただし、ポテンシャル(潜在力)が高いので、イザという事態に直面して“本気モード”になれば、爆発的な力を発揮できるタイプです。
One-Point ◆ 出生時の「太陽」をパーツで見れば、そういえます。ただし、生まれ持つホロチャート一つで、すべてが決まる時代ではありません。重要な視点は、時代が変われば、解釈の方向性や何が適切かは、異なってくることです。昔のような“強堅”なリーダーは必要がない時代です。その点では、一見“強いリーダー”ではない部分があっても悪いことではなく、むしろ、ふだんは“受け”に回ることができ、無理に個性や自我を出さず、友愛精神(和、絆、民度)を発揮できることは、むしろ時宜に叶っています。
●重要なので何度でも書きます。
昨今は「霊識開元」の複合ディレクションがメインの足掛け7年間です。
この真の意味をご理解されないと、道を誤ることになります。
ですが、高市氏の魚宮の「太陽」と、蠍宮の「月&海王星」の三分=120度は、意識せずとも「霊識開元」をご自分のものとされたり共鳴していくことが可能になっています。
日本の“民族性”は魚宮で象徴され、現在、トランシット(運行)の「海王星」が春分点に位置し、「土星外惑星」(トランス・サタニアン:冥王星、海王星、天王星)による「霊識開元」の複合ディレクションがもたらされているのですが、高市氏のソーラー・チャートで活性化しているためです。
有史以来、日本には「天運」が伴なってきました。
今日、高市氏が首相に就いたのは、“ラッキー”というよりも天運の現われになっています。
高市氏の「ソーラー・チャート」で、魚宮の「太陽」と蠍宮の「月&海王星」そして蟹宮の「火星」の大三角グランド・トライン(=120度×3)の部分が、その一つです。
要するに、昨今の春分点(牡羊宮0度:「火星」と共鳴)の「海王星」を頂点とする「土星外惑星」によってもたらされるのが「霊識開元」の複合ディレクションです。
これに伴ない、高市氏のチャートは、日本特有の“精神意識”を持たれ、発揮していくことがしぜんとできるため、天運を伴ない、“既存権力の崩壊”のウラ・ディレクションから逃れやすくなっています。
さて、一見、平凡に見える「太陽」のパーツに対して、注目すべきポイントがあります。
「太陽」の関連でいえば、「太陽」に衝(オポジション=180度)の「冥王星」を共鳴星とする蠍宮の「月&海王星」が、「火星」を上三分(アッパー・トライン=120度)としていることです。

●故安倍晋三首相はトランプ大統領に高市氏を高く評価し伝えていた。
「月」の感性や感受性が、「火星」のアクティブ(活動的)な面やご自身の意志とスムーズに象意の関係性を結んでいます。
この意味は、自ら積極果敢に働くだけではありません。
なんと「火星」は、「宝瓶星学」の共鳴リーディングから見ると、「大陽」ともスムーズな象意の関係性を結ぶ三分=120度で、結局、「大陽」と「月(&海王星)」と「火星」の大三角=120度×3を形成すると、とらえることが可能なチャートになっています。
これらは、ご自身が“男性的”な側面を持つことを意味します。
同時に、上述した“女性的”(母性的)な側面を調和的に備えていることもあり、他人をご自分の意に沿ってしぜんと動かせたり、相手が気づかずに活動してもらうことが可能な運勢で、言葉は悪いのですが天性の“人たらし”の才能を持つことを意味します。
One-Point ◆ 蠍宮の「月」が“要所”になっています。占星術で蠍宮は“秘密主義者”などと解釈されることがありますが、高市さんの「月」は、「太陽&ケレス」が位置る魚宮の共鳴星「海王星」と合=0度であることから、人知れず深く静かに潜行した目的達成のための言動が可能です。蟹宮の「火星」はアクティブ(活動的)さを象わすことからもそういえます。他人からは見えない一見、何もないかのようで高いポテンシャル(潜在力)を持ちます。「太陽」に合=0度の「ケレス」を含めてそういえます。そのため、表層的には“フツーの女性”のようですが、ここぞというときには、内面にパワフルで強い情動を秘めていますので“ただの女”と侮ると、手痛い目に遭うことが起こります。
●リーディングした内容を、他人に伝えるには、次のことをご理解ください。
ご自分の脳内でリーディングするのは簡単です。
ただし、それを他者に正しく伝えようとするときは、また別のスキルが必要になります。
ホロスコープにかぎらず、何でもそうですが、他人に理解してもらうには、相手に伝わる語彙や表現力またコミュニケーション・スキルなどが必要です。
知識や感性など、また相性もその一因になるケースがあります。
人それぞれながら途端に難しく感じることが多いでしょう。
それでも、面白いことに「基本三数リーディング」を続けていくと、世の中の正しい道理のご理解が進み、また見識が深まっていきますので、スキル・アップが次第に可能になっていきます。
繰り返します。
「太陽」は、月が位置する蠍宮の共鳴星「冥王星」を衝=180度としています。
その点、“徹底的”に行なう気質や“究極志向”を持ちます。
前項でも述べたように、このことは「太陽&ケレス」の合=0度もあって、ふだんはオモテに出にくくなります。
また、ご本人がどこまでご自覚されているのか存じ上ませんが、案外と“徹底”した“究極志向”を、陰に陽に発揮されていかれるということです。
魚宮の「太陽」が蠍宮の「月」だけでなく「海王星」を上三分(アッパー・トライン=120度)として“人の好さ”や“理想主義者”の側面をお持ちになられていることとも併せて、意識するしないに関わらず“頂点”志向の個性や運勢になっています。
もし、ご自分で自覚されていても、軽々にオモテには出さず、他人をご本人がご自分で考えて主体的に動いているかのように、しぜんと動いてもらえる精神面やスキルまたリレーション・シップ(関係性、繋がり)を生まれながらに体得されているタイプで、首相の座に就けば尚更です。
以上、一部のポイントのみ解説しましたが、どのように解釈されて頂いてもかまいません。
主観を交えずに、「基本三数」や「数理法則」の本意(基本の象意、ほんとうの象意)から、論理的な解釈とリーディングをすれば誰にでも見えてくる解釈の一例です。
One-Point ◆ 上掲の「ソーラーチャート」からシンプルな「基本三数」によって論理的にリーディングし、解釈した一例です。セルフ・リーディングをされるときのご参考になればと存じ上げます。出生時間が分からなくても「ソーラーチャート」でみれますし、身近な人々のソーラー・チャートを出してみて、尊重しつつ、読まれれば、慣れるほど人間関係に役立てていくことができ、理解あるよい人間関係を築くことができます。真実が明らかになる宝瓶宮時代の実働社会が今、始まろうとしているためです。
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