宝瓶星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

中国軍機レーダー照射事件
[ホラリー解説]
― 中国のビビりと複雑な感情 ― 

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孫子の兵法的にも今の中国に本気で戦争は起こせない

火星

●第1稿 : 2025年12月9日アップ


中国空母「遼寧」から演習中に飛び立った中国機が、こともあろうに空自機に火器管制レーダーを照射する事件が起きました。

日本は「極めて遺憾」と直ちに激しく抗議。

一方、中国側は「そんな事実はない」、「演習を妨害された」と相反する声明を出して、早々に逃げにかかっています。

今の中国にかつての勢いはなく、大きな国内問題を抱える昨今、国際問題になれば困るのは中国自身なので当然です。

では、どのような状況や理由だったのか、ホラリー・ホロスコープからみてみました。

《 照射事件のホロスコープ 》

下掲が「中国軍機レーダー照射事件」が起きた瞬間のホロスコープです。

中国軍機レーダー照射事件
●“ホロスコープ占い”ではなく、正しい「ホロスコープ」にはその時その場の“宇宙波動エネルギー”が象わされています。


場所は、沖縄東南の公海上です。

最初にレーダー照射が起きたのは2025年12月6日の午後4時32分〜35分頃でした。

その後も別の空自機が執拗に約30分にもわたるレーダー照射を受け続けています。

ですが、最初が重要です。

One-Point ◆ ハウス(室)のカスプ(象意の最も強い点:境界線)は、どのハウスシステムを採用するかによって微妙に異なってきます。ですが、日本でよく用いられる代表的な4つのハウスシステムは、どれを用いても4つの「基本点」(Angle)の位置は変わりません。


《 DES=下降点の「金星」に着目 》

最初に、どちらが先に仕掛けたのか、みてみましょう。

結論的に、中国側が“意志”をもってレーダー照射したことが分かります。

ですが、慎重に比率でみてみると75%程度で、日本側が哨戒活動を含めて招いた可能性が約25%ほどみられす。

「基本三数」によるホラリー・リーディングでは、「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)が、事件や事故を起こした側で、その場に働いた“宇宙波動エネルギー”「1数=意志」を象わします。

詳しいご説明は各種講座に譲らざるをえませんが、“当たるも八卦/当たらぬも八卦”の占いではなく、地上のその時その場所に働く“宇宙波動エネルギー”があるためで、宇宙法則からみてそうなっています。

もっとも、双魚宮時代の「対立二元論」による物理科学の狭い考えや、旧い“ジョーシキ”とされる見方からご理解をいただけることはありません。

今後の宝瓶宮時代の「共鳴関係論」によって、根本からの発想の転換が必要になっているのです。


●上図はネットニュースの画像を一部改変して使用したものです。

One-Point ◆ 「天王星」が上昇星なので、一見、日本が仕掛けたようにも見えます。ですが、水瓶宮ながら「冥王星」が上三分(アッパー・トライン=120度)です。一方、仕掛けられた側を象わすDES」(Descendant:デセンダント=下降点)をみると、「金星」が合(コンジャクション=0度)で「下降星」になっており、その象意からはどうみても中国ではありえず、被害者側は日本です。


《 YOD=60/150/150度の頂点「月」 》

「冥王星」と「金星」を底辺にして、「月」がYOD(ヨッド=60/150/150)の頂点をとっています。

かなりデリケートな解釈が必要ですが、仕掛けた中国側からみれば、内心では日本にビビッています。

その反動で、復讐とカラ威張りとイージーに奇をてらうかのように、現場のトップの指示もあって、恐る恐るレーダー照射を仕掛けたものの、ミサイル発射の度胸や意図はありません。

知っているのです。

レーダー照射だけでは、専守防衛をうたう自衛隊は法的に攻撃(反撃)に出られないということを。

あくまでも脅しで、もし攻撃をすれば返り討ちにも遭いかねません。

また、政治経済的にも、これ以上、国際社会から見放されれば中国は滅びます。

ということもあり、「オレ、ヤッタッタゾ」とばかりに、アホ丸出しの示威行為をよく考えもせずにイージーに行なったものです。

One-Point ◆ 「双子宮」のASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)が、共鳴星の「水星」を衝(オポジション=180度)としています。また、ことの深層(真相)を象わすIC(イムンコエリ=北中点)は獅子宮で、共鳴星の「太陽」を下三分(ロウアー・トライン=120度)としてスムーズな象意の関係性を結んでいることも同様で“自己満足”です。世界の空気を読めないオレ様の“ジャイアン”のようです。自体内で完結していて、国際的にキケンな行為なのですが国内向けのアピールで、日本へ攻撃の度胸はありません。


《 ASC=上昇点「双子宮」と「水星」 》

もともと、ASC=上昇点の双子宮がそのような象意を持ちます。

論は立ちますし、良し悪しはともかく、何か“関係性”を持とうとします。

“何でも欲しがるマミちゃん”のように好奇心も旺盛です。

が、たとえていえば、“風呂屋の風呂桶”と揶揄されることがあるように、“言う(湯)ばっかり”といった側面が見られ、実行力が伴なわないことがあるのです。

「双子宮」のASC=上昇点だけで、そこまでの断言はできませんが、今回のケースでは、まず「天王星」が合(コンジャクション=0度)で“トリッキー”(見せ掛け)であること、極めつけは「ASC=上昇点」双子宮の共鳴星「水星」が、ASC=上昇点と「天王星」に衝(オポジション=180度)であるため、ほぼ確定してそういえます。

「冥王星」がASC=上昇点や「天王星」に上三分=120度をとっていることからも、中国さんの激しい怨念や復讐心がみられるものの、「冥王星」と「金星」を底辺に「月」がYOD=60/150/150度の頂点では、単に威勢がいいだけで、仲間内への「オレ勇敢でしょ」といったアピールに留まり、実力行使にでるほどの度胸はありません。

One-Point ◆ 緊急アップの記事です。細かな解説は省略しています。「基本三数」によるホラリー・リーディングから細々とした解説は充分に可能ですが、限られた時間と文字数内で記事を書けば、逆に読み取りづらくなることが避けられません。ということで、結論的に部分的な解説に留まります。悪しからず。






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