宝瓶星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―
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●第1稿 : 2025年10月14日アップ
「宝瓶星学」(ほうへい ほしがく)の仕組みをサクッとご紹介いたします。
「ほ・う・へ・い/ほ・し・が・く? 初めて聞くけど、何やソレ?」
「宝瓶宮時代のアストロロジー」です。
「アストロ」は“星”または“天体”、「〜ロジー」は“〜学”なので、直訳すれば「星学」です。
「宝瓶」は、これまでの双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)ではなく、今後の「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)のことです。
「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする宝瓶宮時代に呼応した星学です。
●19世紀後半のアラン・レオは、古典理論を捨て“Astrology:アストロロジー”を自称し、エソテリック(秘教的、密教的)な“星占い”をはじめました。
16世紀のケプラー以降、18世紀の天王星や19世紀の海王星の発見に伴なって、古典理論は破綻していったからです。
では、理論もないのにアラン・レオは、どのようにして象意を見出したのでしょうか。
お答えは、ケプラーによって始まった「古典占星学」の象意の一部をパクったのです。
それゆえ、“エソテリック”にならざるをえません。
これに反発した古典理論派の人々は、自分たちが“本家”だといわんばかりに「ホロスコープ」を用いて参入しました。
ですが、当時の心霊ブーム(美称:近代スピリチュアリズム)の中、古く小難しく、破綻していた「古典理論」が受け入れられるはずもありません。
結局、形骸化した“古典理論”の残滓が根底に認められる「現代占星術」が形成され今日に至ります。
「ンなら、宝瓶星学も、ホロスコープを用いるようだけど、古典アストロロジーや占星術と何が違うの?」
まず、ホロスコープは「宇宙数理模式図」という位置づけです。
「春分点」に始まる度数は変わりませんが、「MC」(Medium Coeli メディウム・コエリ=天頂:南中点)が右に左にブレて出力される「ホロスコープ作成ソフト」の“占いホロスコープ”というのは、便宜的なもので現実に沿っていません。
プログラミングの都合上、仕方のない側面がありますので、許容はできますが、違いの最大の特徴は、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」が、解釈やリーディングの基礎にあることです。
「“基本三数”?」
はい。古代ギリシャの「古典アストロロジー」やケプラーの「古典占星学」にあった、双魚宮時代の世界観から派生した「古典理論」に相当するもので、次元拡張した宝瓶宮時代の最先端の宇宙観の基本になっています。
お考えになられれば分かると存じますが、宇宙に根ざした「解釈理論」がなければ、世界に2つと同じものがない個々のホロスコープなので、応用展開した解釈も占断やリーディングもできません。
One-Point ◆ 正しい「解釈理論」がないのがホロスコープを読めない最大の根因です。宝瓶宮時代は宇宙時代なので、古代ギリシャの世界観の「古典理論」は使えません。16世紀にケプラーが「古典理論」を用いて「古典占星学」を始めたのは、すでに“疑似科学”とされた「古典理論」の中にあった近代物理科学を超えた叡智を見抜いていたからです。それによって解釈され考案されたので、要は“当たる”ことがあるのです。
●「宝瓶星学」がベースとするのは、「基本三数」と「数理法則」それに新しい宇宙観「数理法則とクオリアル・ワールド」です。
「基本三数」は、宇宙この世界の根幹法則です。
「数理法則」は、ややこしいのですが正確に言えば、「基本三数」が基本三数の象意をもって基本三数展開されたもので、宇宙森羅の最小象徴数=12数となっています。
「基本三数」が純粋に展開されたものなので矛盾がありません。
「数理法則とクオリアル・ワールド」は、宝瓶宮時代の新しい宇宙観で、「宝瓶星学」の真髄を解き明かし、ホロスコープ・リーディングのバックボーンとなっています。
「霊識元年」直後の2012年に「伝授講座」として発表したもので、現在は「基本三数による宇宙論講座」のベーシック・テキストとして閲覧いただいています。
2022年の第3章“波動編”からは、「基本三数」に伴なう時空を超越した“宇宙波動エネルギー”と、その共鳴関係を視野にお届けしています。
本来のアストロロジーまたホロスコープ・リーディングの「NEW HORIZON」(新たな地平)です。
かつてアマチュアの占星術を学んでいるマニアの方とお話したときのことです。
その方は、膨大な象意解釈を一言一句を丸暗記していて、驚かされたことがあります。
それでも「ホロスコープ」の解釈や占断が難しかったので、何かヒントを求めて学びに来られたのです。
占断ができない理由はハッキリしています。
初見のホロスコープを目の前にして、そのホロスコープにふさわしい象意の応用展開や解釈ができなければ難しいのです。
世界に2つと同じものがないホロスコープだからです。
過去の誰かのホロスコープの象意解釈を、そのまま別の誰かのホロスコープに通用できるとはかぎりません。
そのホロスコープの位置関係(アスペクト=位相、座相:局面)に応じた独自の解釈が必要になるためです。
One-Point ◆ 「基本三数」を見出してのち、慣れるまでは試行錯誤もありました。ですが、根本の“本意”(基本の象意、ほんとうの象意)に基づいて個々の「ホロスコープ」に応じた柔軟な解釈が欠かせないことが実感でき、ホロスコープの解釈原理が理解できました。
「空の星からなぜ地上のことが分かるのか?」
物理科学的な疑問ですが、この古来からの根本命題に対して、「基本三数」に伴なう“宇宙波動エネルギー”から解答が見出せます。
まず、お気づきいただきたいのは、双魚宮時代の現代物理科学は、「対立二元論」思考で、まだまだ発展過程に過ぎず、完璧なものではないことです。
今日、最先端と言われる「量子論」をみても、お分かりの方がいらっしゃるように、現代物理科学は十分な解明ができず限界を露呈しています。
そんな不十分な物理科学の見地を、絶対的に正しいと思い込むと、“科学信仰”に陥ります。
“勘違い”を招くばかりか、上述の疑問の回答を見出せなくなります。
本物の科学者ほど、「宇宙はまだ10%も解明できていない」と現実を直視し、謙虚です。
One-Point ◆ 宝瓶宮時代は「共鳴関係論」を歴史パラダイムとして発展していきます。時空を超越した“宇宙波動エネルギー”と地上社会との共鳴関係を考ればいいのです。物理科学的な電波でさえ、映像を光の速さで伝達することが可能です。もはや物理科学の探究に留まらず、宝瓶宮時代の共鳴科学の扉を拓くべき時代です。
●「基本三数」また「数理法則」の実際の展開例です。
代表的には「光の三原色」が分かりやすいと存じます。
無色透明や補色関係の真っ黒を含めて、すべての物体には、マテリアルを含めて無限に“色”があります。
それこそいろいろあるのですが、すべての色の根幹が「光の三原色」なのはご存じのとおりです。
それが「12色の色相環」に象徴展開され、すべての色が表現できるという寸法になっています。
「基本三数」また「数理法則」が現実に展開した一例で、「ホロスコープ」も同じです。
4種類の12数の個別構成要素から成り立ち、宇宙この世界の森羅万象を象徴しています。
「基本三数」とその展開「数理法則」を見出してのち、ホロスコープ・リーディングが驚くほど簡単にできるようになりました。
次のような経緯があったので、簡潔にご紹介させていただきます。
1、西洋占星術を学んだ当初
西洋占星術を学んだ当初は、ホロスコープを前に「ああでもない、こうでもない」と葛藤し、呻吟を続け、いろいろ試したのち、「分かりませ〜ん。永久留保しま〜す」とならざるをえませんでした。
挫折したのです。
2、「宝瓶宮時代のビッグバン」の後
それから、長い年月が経ち、占星術を使って説明しなければならない仕事上の必要性が生じました。
が、こちとら挫折した身。責任が持てないので、「自分で納得できる論理を見出すしかない」と、探究の結果、運よく「基本三数」を見出せたのです。
3、「基本三数」とその展開「数理法則」
「基本三数」は根本の“原意”で、「基本三数」が基本三数の象意をもって基本三数展開したものが「数理法則」です。
これが、宇宙森羅の最小象徴数象12数の“本意”(基本の象意、ほんとうの象意)になっています。
「ホロスコープ」の、それぞれ12個の個別構成要素がなぜそのような象意になるのか、根本となる基本の象意やほんとうの象意が分かったのです。
4、「数理法則とクオリアル・ワールド」
ところが、意外な事実に気づきました。
「基本三数」や「数理法則」は、ホロスコープの解釈理論に留まりませんでした。
「あれ? ほとんど全部のジャンルに適応できるし、なんなら人類歴史プロセスすら解明できるゾ!」
思った以上にスゴい根本理論の発見でした。
One-Point ◆ そりゃそうですよね。「ホロスコープ」を解明できるってことは、宇宙この世界の根幹の法則でなければムリだからです。ということで、ホロスコープに留まらず、実在の宇宙この世界をつらぬく「基本三数」だったのです。それゆえ、地上の人類の営為のすべてに応用展開ができるのです。
現在、「数理法則とクオリアル・ワールド」は、「基本三数による宇宙論講座」のベースとして、ご参考の図解PDFとともにお届けしています。
第1章「啓蒙編」のエッセンス、宝瓶宮時代の新しい宇宙観「数理法則とクオリアル・ワールド」は、2012年から「伝授講座」としてお届けしたものです。
宝瓶宮時代のアストロロジーの真髄であり、また占断やリーディングの解釈に欠かせないバックボーンとなっています。
第2章「実技編」の総まとめが「ホロスコープ・マスター奥義講座」です。
ノウハウに留まらず、アストロロジーの発祥から占星術の歴史まで、占断やリーディングの際、ホロスコープをひもといて、存分に語ることができる基礎知識を伴なった秀作です。
第3章「波動編」に際してお送りしているのは、『図解「宝瓶星学」初学講座』です。
誰もが「宝瓶星学」の初学者なので、プロ、アマ、初心者を問わず学べるものです。
まったくの初心者というより、12サイン(宮:星占いや占星術では“星座”)やプラネット(星)の名称くらいはご存じのほうが戸惑わなくてすむでしょう。
PDFをメールでお届けする毎月1回の講座で、基礎から「宝瓶星学」の理論やリーディング方法を学べる全12回の講座になっています。
今年2025年10月現在、前半の理論編(6回)の紹介が終わった段階です。
今後、後半の6回は具体的なホロスコープ解釈とリーディング方法で、「基本三数」と「数理法則」を活用した共鳴リーディングがどなたにでも可能になります。
お申し込みはいつでも可能で、今回、少数ですが次のようにいたしました。
【ご奉仕】
来年2026年1月27日に双魚宮時代が完全終了し、宝瓶宮時代の実働社会が正式に始まります。
そのため、今月10月中まで先着3名さま、上記3講座まとめてのお申し込みの場合は「半額」でご奉仕させていただきます。
お好きな2講座をまとめてお申し込みの場合は「30%OFF」です。
セルフ・リーディングの時代が始まるためです。
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